オバマ大統領


アメリカで初の黒人大統領が誕生しましたね。

80年代に映画「ミシシッピ・バーニング」を見た私は、
アメリカの人種差別の凄惨さに驚きました。

日本にも部落差別や同和問題もあったでしょうが、
だからといって相手を殺したり、家を焼き払ったり、
レストランで食事する席をまるで喫煙席と禁煙席を分けるように
人種で分けたりしませんよね。

アメリカの人種差別は、今後どうなっていくのでしょうか。

「それでも人種差別はなくならない」という白人米国人は多いようです。

今月号の「正論」を読んでいたら
このテーマにぴったりの文章を見つけました。

日本は戦前、ベルサイユ講和会議で「人種平等規約」を
提案していた、というのは
私も渡部昇一さんの本で読んで知っておりました。

そして、それを時のアメリカ大統領、ウイルソンが葬り去ったことも。

「あらゆる人種は平等である。人は人種によって差別されない」

という人種平等規約を日本は提案し、参加国を次々に説得。

なんと、

賛成11、反対5の採決を勝ち得ました!

しかし、議長を務めるウイルソン米大統領は

「全会一致の賛成が得られなかったので否決とみなす」

とこの提案をはねつけたのです。


「みんな行く行く(1919年)ベルサイユ」と覚えたベルサイユ講和会議。

このとき、どうして日本の歴史教科書では
上記の事実を合わせて教えてくれないのでしょうか??????

もし、中学生や高校生のときに
日本が「人種平等規約」をベルサイユ講和会議で提案していた
という事実を教えてくれていたら、
多くの日本の子供たちが自分たちの国に
もっと誇りを感じることができたでしょう。

日下 公人さんの寄稿です。

以下に引用させていただきたいと思います。

何があっても大丈夫な日本へ
孤立と摩擦を恐れず「実力」発揮を   
日下 公人  

正論 200年1月号

11.4-。この日付は、
米中枢同時テロのあった「9.11」とは番う意味で、
アメリカの現代史に深く刻まれることになりそうである。
少なくとも日本のマスコミはそう報じている。
いまだに人種差別が根強く残る国で、
初の黒人大統領が誕生したのだ。
何事にも「人権」を振りかざす朝日新聞などは、
大層な喜びようである。
 だが、人種の平等を何よりの悲願としていたのが、
実は戦前の日本であったことを伝える新聞は皆無だ。
そして、1919(大正8)年のベルサイユ講和会議で
日本が「人種平等規約」を提案した際、
これを理不尽なやり方で葬り去ったのは
当時のウイルソン米大統領(民主党)であったことを
伝える新聞も、また皆無である。

表層しか報じぬマスコミ
 アメリカにとって「11.4」が
ある種のメモリアルデイになろうとしていることに、
異を唱えているのではない。
 ベルサイユ講和会議が開かれた頃、
ワシントンは法律によるセパレート・シティで、
バス、電車、学校、トイレまでもが
白人と有色人種の二つに分かれていた。
この会議で日本が「あらゆる人種は平等である。
人は人種によって差別されない」という人種平等規約を提案し、
参加国を次々に説得して賛成11、反対5の採決を勝ち得ても、
議長を務めるウイルソン米大統領は
「全会一致の賛成が得られなかったので否決とみなす」
とはねつけた。
それほど人種差別の根強い国柄だったのである。

以下 続く

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