朝鮮戦争の意味

「朝鮮戦争についてどう認識しているか」
と聞かれても、開戦した年さえ分からない日本人が
多いのではないでしょうか。

かく言う私も、朝鮮戦争については
ほとんど何も知りませんでした。

渡部昇一さんの
「中国・韓国人に教えてあげたい本当の近現代史」
を読んでいたら、
朝鮮戦争について、
とても分かりやすく説明しているところがあったので
ここに載せさせていただきます。

是非、多くの日本人にこの本を読んでもらって、
日本の近現代史について
正確な知識を身に付けて欲しいと思うからです。

図書館に行けば無料で借りて読むことができます。
私も図書館で借りて読みました。



朝鮮戦争の歴史的・経済的な意味 

(中国・韓国人に教えてあげたい本当の近現代史 渡辺昇一 より)

・・・・・

 昭和25年6月25日、朝鮮戦争が始まりました。

 朝鮮戦争が起こる直前までアメリカの防衛圏は、
北から言えばアリューシャン列島、
日本列島、琉球列島、そしてフィリピンを結ぶ線であると、
アチソン国務長官は言っていました。
それを奇貨として、朝鮮半島を南下し韓国へ攻め入ったのが
北朝鮮の金日成です。

北朝鮮は東側陣営、韓国は西側陣営ですから、
アメリカも韓国を放っておくわけにはいかない。

しかも北朝鮮の背後には
同じ社会主義国のソ連と中国がついている。
そのままにしておけば朝鮮半島はすべて赤くなってしまう。

と言うことで朝鮮戦争が始まったわけです。

そのとたん、アメリカ(マッカーサー元帥)にも、
東京裁判で日本側の弁護団が
主張していたことがパッと分かりました。

なるほど、
朝鮮半島に北から大国が軍隊を送ってきたら
日本としては横腹に匕首を突きつけられるようなもので、
到底座視することはできない。

現に日清戦争は、
条約に反して清国が朝鮮半島に
軍隊を送ってきたことから始まっている。

日露戦争は、
満州および遼東半島を
全部取ってしまったロシアが、
今度は北朝鮮に軍港を築き、
さらに南下しようとしたから勃発した。

いま韓国へ攻め入ってきた北朝鮮軍を
追い払おうとしている俺たちと、
日本の立場は同じではないかと、
マッカーサーもすぐに気付いたのです。

 マッカーサーは、一時は非常に勝って、
現在中韓国境になっている鴨緑江の北まで
北朝鮮軍を追い払っています。

すると、毛沢東が百万という軍隊を送り返してきたので、
下がらざるを得なくなる。

そこでマッカーサーはトルーマン大統領に、
満州の爆撃と東シナ海の港湾封鎖の許可を求めています。

ところが、トルーマンとすれば、
ようやく世界大戦が終わったところだと言うのに、
また中国・ソ連と戦争をするのは
さすがにキツ過ぎると思ったのでしょう、
マッカーサーの要求を認めませんでした。

 マッカーサーは改めてまた、
日本が主張していたことは本当だったと痛感します。

たしかに満州国という国を作っておけば朝鮮半島も安全だし、
その満州で共産主義勢力の侵略を食い止めることもできる。

そうした地政学を知らなかったから、
われわれは日本を叩いてしまった。

まさに、「われ、過てり」と思ったはずです。

 マッカーサーは軍事的にも満州爆撃と
東シナ海の港湾封鎖が必要だと思ったから、
再度それを強引に主張しました。

すると、トルーマン大統領に呼び戻されてしまいます。

「総司令官解任」です。

 アメリカ側の戦線は後退して、
ふたたび共産軍によってソウルが取られそうになります。

そこでアメリカも、今度は原爆でも使おうかということになる。
それを知った共産勢力は停戦に向けて動き出す。

かくして38度線で停戦、ということになったのが朝鮮戦争の流れです。



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